「黒」には不吉なイメージがあります。
過重労働などをさせる会社を「ブラック企業」と呼び、険悪で意地が悪い人を「腹黒い」と表現します。
そして昔から真っ黒い姿のカラスがたくさん家の周りに集まると「そこの家に不幸が起こる前触れ」とも言われてきました。
しかし黒は、ネガティブな表現だけに使われるわけではありません。
クレジットカードにおける最上位ランクのものが「ブラックカード」で、増収増益を表す「黒字」と言う言葉もあります。
良くも悪くも使われる「黒」について、スピリチュアルな意味やメッセージを調べてみました。
黒が持つスピリチュアルな意味とメッセージって何?
色としての黒は、光がほぼ全くない状態です。
そして物体としては光の反射を全くせずに、全ての光を吸収します。
これをスピリチュアルの視点で見た時の意味とはどのようなものでしょう?
光が全く当たっていない黒い状態は、スピリチュアルでは「未知」「神秘的」「無意識」を表しています。
「白」と対極にある黒は、光を100%反射する「陽」のイメージと真逆で「破壊」や「闘争」をイメージさせます。
そしてスピリチュアルで白は誕生を意味するのに対し、黒は実未分化状態を意味します。
それは黒は光が届かない地底のようなもので、そこには人の奥深くに眠っている未分化の才能や不思議な力が眠っているものと考えられます。
そして認めたくないものを闇に隠し、罪悪感や弱みを人から見えないようにします。
黒はこのように無意識の世界を表す色で、人の影の部分の意味があります。
色を見て直観的に感じる印象は私達の心の状態を表していて、その色に対して持った感情にはメッセージが隠されています。
黒が好きで黒を基調としたファッションが落ち着くときは、周囲の人に自分の本質を知られたくない時かも知れません。
仕事上では立場を優先しなければならず、自分の感情を隠さなければいけない時に黒い服が落ち着きます。
そして自分では気づいていない深い部分で人と距離を置こうとし、人に自分の本質を読み取られないように隠そうとしている事を表しています。
黒い色が気になる時は、自分の心の奥深くに問いかけてみるといいかもしれません。
まとめ
黒は闇や悪のようなイメージがありますが、ブラックカードのように良いイメージを表す時にも使われています。
黒は光が全く当たらず吸収する色で、地の底を表します。
これは自分でも全く気付いていない深層心理に繋がります。