数年前には日本でスピリチュアルブームという空前のブームが起こりました。
今や日本ではスピリチュアルという言葉は普通に耳にする言葉になりました。
しかしスピリチュアルはいつ日本にやってきたのでしょうか。
今回は、日本におけるスピリチュアルの歴史についてご説明します。
日本でのスピリチュアルの歴史とは?
第二次世界大戦後の米国では、宗教の影響力は弱まるだろうと思われていました。
その理由は、産業や科学技術の発展から始まり、消費社会の拡大、合理主義が浸透したことです。
しかし1960年頃、近代的な文化に批判的な勢力が現れたことがきっかけで、仏教をはじめ、ヨガや気功、瞑想などを積極的に受け入れるようになりました。
その中からニューエイジという運動が生まれました。
ニューエイジとは精神面の向上を目指すものでエコロジーや超能力、UFOなどのスピリチュアルなものです。
また、戦後の日本は米国とは反対に新宗教が拡大しました。
高度経済成長期には膨大な数の信者がいたとされます。
1974年に超能力者のユリ・ゲラーが来日しテレビ番組に出演したことで超能力ブームが巻き起こりました。
さらに、映画の「エクソシスト」が日本で硬化されたことによってオカルトブームが大流行しました。
社会問題にもなった「こっくりさん」が流行ったのもこの頃です。
そして、1980年には日本でもニューエイジがニューサイエンスという名で紹介され始め、広く受け入れられることになります。
そして精神世界と呼ばれるジャンルが作り上げられたのです。
また、仏教などの日本の伝統的な宗教とは全く違う別物の宗教が目立ちはじめます。
この中にはオウム真理教の指導者や信者も含まれているのです。
さらに1990年代には日本でも癒しやヒーリングという運動から、スピリチュアリティという言葉が使われ始めるようになりました。
そして2000年にはスピリチュアルという言葉が使われるようになりスピリチュアルブームが巻き起こりました。
まとめ
スピリチュアルという言葉や物事が日本にやってきたのは思っていたより最近なのですね。
ですが、思想そのものはずだいぶ前からやってきていました。
スピリチュアルと日本の歴史は深いところでつながっているのです。