先祖からの因縁と聞いてあなたはどう思うでしょうか。
私には関係ないと思っていませんか?
因縁というのは昔からの関係を意味します。
家系に於いて言えば先祖から続く関係、宿命とも言えるでしょう。
因縁と言うと悪いイメージが浮かぶかもしれませんが、決してそうではありません。
ご先祖様が良い事をしていれば良い因縁は続いていきます。
しかし、ご先祖様が悪行をしていればそれは悪い因縁として続いていきます。
悪い因縁は子孫に病気や怪我という現象で現れる事があります。
では、それを解消するにはどうしたらいいのかスピリチュアルな観点から見て行きましょう。
スピリチュアルな世界では先祖と子孫は因縁で結びついている?
先程言ったように因縁というのは良くも悪くも続いていくものです。
そして先祖からの因縁は必ず子孫の誰かが引き継ぐ事になります。
もし、家族や親戚に立て続けに病気や怪我をする人が出てくるようなら
それは先祖からの悪い因縁が原因かもしれません。
何もしていない私達がなぜこんな目にあわなきゃいけないの!?
と理不尽に感じるかもしれません。
しかし、肉体を離れ霊界に行ってしまったご先祖様では因縁を断ち切る事が出来ません。
そこで救いを求めて子孫である私達に頼ってくるのです。
そうは言っても自分の親、祖父母は悪い事や恨まれるような事は決してしていないと言う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、もう少し遡ってみるとどうでしょう。
恐らく戦争に行かれたご先祖様もいらっしゃる事でしょう。
残念な事ですがその時に悪い因縁を背負った可能性も少なくはないでしょう。
先祖の因縁をよい方向にシフト出来るのは現世を生きる私達にしか出来ない事です。
私達の子孫が苦しまなくていいように、そしてご先祖様を救う為に何をしたらいいか、それは先祖供養と、徳を積む事です。
先祖供養と言われても家に仏壇はないし、お墓も遠いし…という方も多いでしょう。
しかし、仏壇や墓に行くだけが先祖供養ではありません。
何もなくとも手を合わせてご先祖様を供養する事になるのです。
その時に大事なのが、感謝をする事です。
いつもありがとう。
あなた方が居たおかげで私は生かされていますという気持ちを伝えましょう。
そして、あなた達の家系をよく思っていない仏様には謝罪をしましょう。
あなたに辛い思いをさせてごめんなさい。
どうか怒りを治めて安らかにお眠りくださいと心から願いましょう。
これを続けていく事であなたの因縁も少しずつ浄化されていきます。
そして、子孫に辛い思いをさせないでいいように徳を積みましょう。
徳とは簡単に言うと良き行いです。
募金、ボランティア、人助け等が当てはまります。
家の中であれば掃除も徳積みに当たります。
特にトイレ掃除はより多くの徳が積めますよ。
しかし、そこに見返りを求めたり損得勘定を持っていては意味がありません。
『してやってる』ではなく『させて頂いている』という心持ちが必要です。
何よりも全ての物に感謝する事は最高の徳積みなのです。
まとめ
会った事もないご先祖様からの因縁を断ち切るのは簡単なものではありません。
しかし、あなたがやった事はあなたに返ってきますし、子孫にも続いて行きます。
何度も言いますが、因縁を変えられるのは現世を生きる私達だけなのです。
それを忘れないでくださいね。
正直に言うと、私は祖父ととても仲が悪かったのです。
しかし、祖父の行動や言動は今思い起こせば私の為を思ってしていた事だったのだなと今では感謝しています。
先祖供養は亡くなってからしか出来ないものではありません。
親孝行も立派な先祖供養です。
身内だからこそ言葉にするのは難しいかもしれませんが、少しの『ありがとう』から感謝と徳積みを始めてみませんか。