みなさんは自分の感情に素直になれていますでしょうか?
子供のころは喜怒哀楽の感情をしっかり出して過ごしたという人が多いと思います。
しかし、段々成長するにつれ、感情表現をしなくなっていきます。
常に冷静で落ち着いて行動が出来る人が大人であり、大人になるというのはそういう事であると無意識に感じている所があるのかも知れません。
また、パソコンや携帯による「メール」という連絡ツールの普及で、文字でのやり取りが増えている中、直接的な感情表現が苦手だと感じる人がかなり増えてきているようです。
どうすれば上手く感情が出せるのでしょうか。
スピリチュアル的に見ていくとヒントがあるようです。
スピリチュアル的感情表現の考え方とは?
私たち人間にとって、感情を表現しあうことはとても大切なコミュニケーションの一つです。
表現が豊かであればあるほど、その人が持つ魅力や思考が伝わり、良い人間関係を築くことが出来ます。
これは、自分の内側の奥底にあるパワーバランスが保たれているかどうかで生まれる表現力で、バランスが悪いと上手く感情を出すどころかコントロールさえ出来なくなってしまうのです。
そのバランスというのが、感情と理性のバランスです。
成長するにつれて、私たちは協調性を学び、その中で理性を身に付けていきます。
感情の周りを理性でガードし始めてしまうのです。
もちろん理性は必要な機能ですが、教育や環境によってその理性の層が分厚くなりすぎて、感情が生まれても抑え込むことが多くなっていきます。
感情表現が苦手だという人は、この分厚い理性に阻まれている可能性が高いのです。
理性が強い人は自分がどう見られているのか気にする傾向があり、本当の自分を隠してでも変に思われないように周りに合わせようと努めてしまいます。
このバランスを戻すには、感情に従うようにする必要があります。
少しずつで良いので、言葉にしてみましょう。
感情の表現には、表情やジェスチャーなど動きが伴いますが、これは感情を言葉にすることで自然と出来るようになります。
動きが上手く出来ていない気がしたり、違和感のある人は、まだ言葉での表現が足りないのかも知れません。
まずは自分の気持ちを口にすることから始めましょう。
まとめ
感情表現が上手く出来ずに悩んでいる人は、強い理性に守られすぎていると考えられます。
本来の自分を出せずにいることは、かなり苦しく心を病んでしまいますので、感情を言葉として外に出すことが大切です。
感情的な人と感情を言葉に出来る人は全く違います。
感情的な人は、表現する言葉が分からないまま感情が爆発してしまいます。
自分で今の感情を言葉にできる人は、程よい理性を持って口にしているので相手にも伝わりやすいのです。
怖がらずに言葉にして、自分を解放していきましょう。