日本の高齢化が進み、人口に対する高齢者の割合が高くなっています。

街を歩いている時に時間帯にもよりますが、高齢者ばかりを見る事もあります。

そして歳をとると体や脳の病気に罹る人も増え、その病気の一つに「認知症」があります。

認知症は医学的には、脳の神経細胞が何らかの原因で障害を受けて物忘れや認知機能の低下が起こる病気です。

認知症には様々な症状がありますが、これまでその人が生きてきた思いが症状によって現れます。

今回はこの認知症について、スピリチュアルの視点で説明します。スピリチュアル 認知症 介護

認知症の人を介護する人へのスピリチュアルメッセージとは??

家族が認知症になり、介護が必要になると戸惑う事がたくさん出てきます。

今まで凛としていた両親が急に子供のように駄々をこね上品だった母親が暴言を吐くような姿を見ると、人柄が変わったように見えてとても辛い気持ちになります。

スピリチュアルの視点で考えると歳をとって認知症になる人は、自分の正直な気持ちや感情を押さえてきた事に理由があると言います。

自分の感情を押さえて生きてきたため、素直に感情を表す修行がまだ十分ではないのです。

したがって残された短い時間にやるべき修行を行うため、強い症状として現れます。

例えば穏やかな人柄だった人が認知症になって「バカ」など暴言を吐くようになった場合は、長年の苦しみが現れています。

スポンサードリンク

そして食べ物やお金に執着するようになった人は、お金のトラブルが多かったり満足にご飯が食べられなかった経験がある人です。

また徘徊する人は、常にその人を縛り付けていた辛い状況から逃げ出したいと言う気持ちの現れです。

このように認知症の症状には意味があり、ようやく消化できなかった苦悩から解放された状態なのです。

認知症の人は周囲の人が気づかない所で苦労の多い人生を送ってきており、認知症の症状でその辛い思いを吐く事ができてやっとネガティブな思いを浄化するところまでたどり着きました。

まとめ

身内の人が認知症になりその介護をする人は、なぜこの人が認知症にならなければいけないのかと考えてしまいます。

そして別人のように行動が変わった状況を、受け止められない事があります。

しかし認知症になった本人は、長年押さえていた自分の感情をやっと表に表せるようになりました。

この事が理解できると、その症状や訴えている事を受け止められるようになります。

そして今よりもう少し優しい気持ちで寄り添う事ができるのではないでしょうか。

スポンサードリンク